水産用資材Fishery materials

陸上設置や船舶搭載など生鮮の物流をより良く新しくする

いまや時代は省資源、省カ化へと急速に進んでいます。
今日では「氷を買う」時代から『自家製氷で良質な氷を安く作る』時代へ向かっています。

水産業界に精通した日東製網グループの一員として、数多くの製氷設備の設計・施工を行ってきました。
これまで培ってきた技術をもとに設備の合理化、省力化を実現。真水・海水・食用の製氷プラントを時代のあらゆるニーズに対応できる抜群の性能と経済性をかねそなえた設備を提供いたします。

海水シャーベット氷(陸上設置・船舶搭載)

海水シャーベット氷 シルクアイス

高い鮮度品質と長時間の冷却が可能なシルクアイス

シルクアイスは低温の海水を含んだ粒子の細かいシャーベット状の氷で、魚を隙間なく包み込み素早く冷却します。そのため、魚が暴れて体内に血がまわる、乳酸が発生するということもなく、魚体を傷つけることもありません。

海水と同じ塩分濃度ですので、魚体の色ツヤ、張りなども変化しません。

鮮度保持に必要不可欠な「暴れ防止」と「低温保存」が同時にできる優れた氷です。

氷濃度10%
氷濃度 30%
脱水氷
シルクアイスの特徴
  • 粒子が極めて細かいシャーベット状の氷
  • 冷却速度が非常に早く、マイナス温度を長く保つ
  • 魚体を包み込み、傷つけることなく冷却できる

連続式シルクアイスシステム『海氷』

海水を汲み上げてシャーベット状の氷を使った鮮度保持システム

そんな理想的な鮮度保持ができる氷を作りだすのが「海氷(KAIHYO)」。

海氷は船舶搭載、陸上設置が併用できるシステム。

コンパクトサイズで機械を作動させると即時に製氷を開始し、連続的にシルクアイスを製造できます。

船舶搭載型は船上では漁獲後すぐ急速冷却(活〆)が可能で獲れたての鮮度で水揚げできます。航行中に製氷できるので大量の氷の積込みによる燃費ロスがなくなり、コスト減になります。

陸上設置型は、加工の全工程での原魚の冷却持続に、原魚の保存・加工中の魚の保存・輸送時等で幅広く使用できます。もちろん漁船への給氷も可能です。

まさに生鮮物流に革命をもたらしている海水シャーベット氷による鮮度保持システムです。

海氷に浸かる使用例
魚そうでの使用例
保冷タンクでの使用例
連続シルクアイスシステム海氷の特徴
  • 0℃冷海水からシルクアイスまで、常に安定した温度と濃度で連続生成
  • 起動後1~3分程度でシルクアイスを排出
  • 原水温度+28℃まで対応
  • 流量によって氷温度を変更できる(ー3.5℃まで)
  • ポンプで排出するため時間や労力が削減できる
  • コンパクトでも高い製氷能力

製品ラインナップ

NCK-105WH (船舶搭載タイプ) 
小型船舶、漁協、加工場などに最適
・冷凍機付(水冷)
※陸上設置用冷凍機なしタイプもあります。
NCK-105AH(陸上設置タイプ)
小型船舶、漁協、加工場などに最適
・冷凍機付(空冷)
NCK-110 WH(船舶搭載タイプ) 
中・大型船舶、漁協、市場、加工場などに最適
・冷凍機付(水冷)
※陸上設置用冷凍機空冷タイプもあります。
NCK-110AH (陸上設置タイプ)
中・大型船舶、漁協、市場、加工場などに最適
・冷凍機付(空冷)

オプション

ストレージタンク

大量にシルクアイスを使用する場合、陸上での設置時にはストレージタンクが必要です。
海氷で生成した氷を撹拌しながら貯氷し、ホースですぐに排出できます。
貴社の使用量に合わせた容量を製造します。

納入事例

漁船搭載事例

定置新造船に搭載
機械室に設置した 海水シャーベット氷機器

陸上設置型事例

設置施設外観
製氷機NCK-110SL
貯氷タンクT7500
操作モニターBox
製氷機NCK-105AH
貯氷タンクT3000

※「シルクアイス」「海氷」は株式会社ニッコーの登録商標です。

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