先輩の声Voice of the staff

技術部 羽原 智也

技術部羽原 智也Habara Tomoya

入社年2010年
出身地広島
出身学部学科水産学部 海洋資源工学科
趣味中国武術

入社を決めた動機

北海道で就職活動をしていたところ、たまたま地元の企業が来ているのを目にしたのが最初の縁でした。
その後調べてみると、多種多様な網がありそれぞれに強いこだわりが感じられ興味を持ちました。元々モノづくりが好きで、使う側のこだわりを理解し、それに応えるようなものを生み出す仕事がしたいと思い入社しました。

現在携わっている仕事

網やその素材である糸の品質管理や使用時に受ける荷重の計算等、技術部の仕事は多岐にわたりますが、中でもメインとなるのは製品開発です。
求められている性能とは何かを考え、試作を行い、性能をテストする…、試作品もそれを評価する方法も今までこの世に無かったものであり、それを新しく産み出すのはとてもやりがいのある仕事です。
また製品の品質管理、一部の製品については生産管理も行っています。

働いてみて苦労したところ、成長したと思えるところ

網の用途は幅広く、求められる知識も多岐にわたります。防球ネットでは風の力やボールの衝撃等を計算する必要が有り、獣害防止ネットでは動物の行動や習性に対する理解が求められます。
他にも用途に応じた知識が求められ、また素材である糸は高分子化学の分野となります。入社当初は全くの素人であり、多少なりとも知識が身についた現在でも知らない事がたくさん出てくるので、精進の日々です。

休日の過ごし方

趣味の中国武術を楽しんでいます。体を動かすことでストレス解消になり、心身ともにリフレッシュできます。
また、教室には様々な人が集まるので世界が広がります。学生時代も運動部にいましたが、 競い合うのを目的としない純粋な趣味としての運動の楽しさは社会人になってから理解できた気がします。

ある日のスケジュール

8:30出社 メールチェック
9:00紡糸ライン製品品質確認
11:00釣糸製品生産進行状況確認
12:00昼食
13:00実験の協力機関との打ち合わせ
15:00実験計画書作成
17:15退社

自身が携わった仕事で最も印象に残っている内容とその感想

防矢ネットの実射実験や防球ネットの耐衝撃実験は印象に残っています。
高速での衝突をテストする関係からダイナミックな実験となり、また結果が出るのは一瞬なのでとても緊張します。仮説を考え、測定したい事柄を整理し、実験をデザインして準備を整える、といった苦労の結果が出る一瞬は、その結果が期待通りであれ想定外であれ、強く印象に残ります。

これからの目標

「網」という部材は強度がありながらも柔軟で、鉄やコンクリートとも、また布やシートとも違う独自の性質を持っています。
そんな網だからこそ出来ることが、世の中にはまだまだ有ると思っています。網の可能性を見つけ、形にしていくのが私の目標です。

就職活動中のみなさんへ励ましのメッセージ

就職活動は人生を決める大きなイベントです。それだけに、 焦ったり思い詰めたりしていませんでしょうか? ストレスは顔や姿勢に現れます。
肩の力を抜き、 心を楽にしてください。心身ともに健康で、自然体 の自分を見せることが出来れば、きっとうまくいきます。